【2024年度】勉強対策についての詳細(英語)

※TANZAMについては2024年ごろからTANZAM Proという有料バージョンが出てくるそうです。無料で使える範囲が変わるようなので注意してください。といっても、自分が今から対策始めるとしても、お金払って使うと思います。(2024/1/4追記)

 

お疲れ様です。kawakoです。

 

東大航空の院試を経て、それに向けて行った勉強対策(英語)について紹介します。ネット上の、対策を十分にされてきた先輩方のブログの方が参考になると思いますので、この記事は参考程度にしてください。

 

前回の勉強対策の概要で触れた英語(TOEFL iBT)についての詳細について書きます。授業に関しては大学の必修を取っていただけということと、大学2年くらいで単位取得のために英検準1級を獲ったくらいのステータスだと思ってください。

 

nasakawako.hatenablog.com

 

 

<自分のTOEFL iBTを勉強するモチベについて>

自分がTOEFL iBT対策を始めたのは自大の3年前期の最大の留年の危機である機械設計2というテストが終わって夏休みに入った3年8月の頃です。実を言うと院試対策のためにTOEFLを始めたわけではなかったです。と言うのもそもそも大学院は海外に行きたいと考えていたこともあり、それのために時間の取れる夏休みにようやく本腰を入れられると思い勉強を始めました。なので点数はかなり上を目指してやろうという思いで数ヶ月やっていました。結局主にGPAなどの理由で留学は一旦保留にしようと考え、せっかく勉強してきたので3年秋くらいに東大航空のために利用しようと切り替えました。

 

TOEFL iBT対策>

僕が受けてたのは前のTOEFL iBT形式で3時間と時間が現行の2時間形式と違うのですが、内容はほとんど変わらず、時間が圧縮されたみたいな噂をどこかで聞いたのでそれほど参考にならないわけではないだろうという希望を持って記載しておきます。

・全体的な勉強の仕方

大体やることは以下のような点だと思います。

①テストもしくは、公式の模試のようなものを一度解いて現状を把握する

ここからスタートすれば、そもそもどういう試験なのか、どの分野にどれくらい時間をかければいいかを把握できるので今後の学習プランが明確になります。一度のテストでかなりお金がかかるので公式が出している模試のようなものを解くのが良いと思います。

 

②単語対策

色々調べると、大体「単語からやろう」という話が出てくると思います。自分にとっても単語をより多く知っている方が明らかに有利だと思うのでたくさん語彙を増やしておきましょう。問題やりながら増やしていくのもありだと思います。

 

③問題演習(②も完璧でない限り続ける)

公式問題集などを利用して、形式に慣れるという意味でもPCで練習していくことをお勧めします。

 

・勉強の仕方の詳細

①テストもしくは、公式の模試のようなものを一度解いて現状を把握する

自分は、ReadingもListeningも点数微妙でしたが、とにかくSpeakingが絶望的でした。そもそも話す時間に英語が出てこない、アイデアがすぐ湧き出ない。Writingに関しては、大学のWritingの授業を取っていましたが、実を言うとZ会でWritingの講座(今はもうやってないようです)もやっていたのでそれほど悪くない点数だったように思います。

なので

・Readingは公式問題集を解く

・Listeningも同上

・Speakingは家に帰りながら今日会ったことを口で説明してみると言う謎の訓練をやっていました。(言いたいことをすぐさま言えるようにするための対策で、語彙が増え、瞬発力も上がるので、結構有効だと思います。)

・WritingはZ会の講座及び復習(繰り返しですが、今は無くなったっぽいです)

 

②単語対策

自分は最初は有名なオレンジ色の紙の単語張を利用していました。

 

TOEFLテスト英単語3800

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略) | 神部 孝 |本 | 通販 | Amazon

量に関しては、ある程度点数を取るのにこれで十分なのではないかと思います。

 

しかし、持ち運びが面倒であったり、学習した単語を復習するための効率を爆上げしたかった理由に加え、高校でmikanなるものを利用している学生の英単語吸収力の良さをよく痛感していたこともあり、自分はZ世代らしくアプリで学習しようという方向性に途中から切り替えました。

個人的には超おすすめなのですが、TANZAMという英単語暗記アプリです。

 

・TANZAM※2024年ごろから有料バージョン登場。要注意。

英単語アプリ TANZAM

英単語アプリ TANZAM

  • TANZAM Inc.
  • 教育
  • 無料

apps.apple.com

通常の単語アプリでは、文字だけで単語を覚えようとする傾向があると思いますが、このアプリは基本的に単語から絵やイメージを思い浮かべられるようにするという考え方で単語を覚える形になっています。

TOEFL iBTはスピーキングもあるので英語の問題は英語で考えられるように、つまり英語でイメージできるようにしようと考えた自分にとっては一番良い暗記方法だと思いました。他の単語帳アプリと比べるとレベルの高い単語も多分あります。しかし、単語量としては、オレンジ色の問題集と比べると結構少ないので、問題集などで知らない単語が出てきた時にオレンジ色の単語集を参照できるようにする方法で利用していました。

※TANZAMについては2024年ごろからTANZAM Proという有料バージョンが出てくるそうです。無料で使える範囲が変わるようなので注意してください。といっても、自分が今から対策始めるとしても、お金払って使うと思います。(2024/1/4追記)

 

③問題演習(②も完璧でない限り続ける)

公式問題集などの形式に慣れるという意味でもPCで練習していくことをお勧めします。

以下でまた紹介する中華系サイトのTPOと言うTOEFLの問題をたくさん解けるサイトがあるのですが、そこで徹底的に練習をすることで点数は上がっていくと思います。自分の解き方を振り返ったり、改善したりする目的で解き直すことも重要だと思いますが、目標を立てて、目や耳を慣らし、自分にとって理想の解き方を体に覚えさせる目的でたくさん練習することが本番に向けての練習では一番重要だと僕は思います。

自分にとっての理想の解き方は人それぞれだと思うのでぜひ自分なりの解き方を模索するでもいいですし、ネット上のブログやサイトから技を盗むのもありだと思います。僕は以下のようなサイトを参考に戦略や解き方を自分なりに実践しました。

 

<有効だと思ったサイト>

結局有効だなと思ったサイトを以下に挙げます。 

TOEFL with Juva

IELTS and TOEFL with Juva - YouTube

Juvaというオックスフォードの女学生(今も在学中なのかな?)がやっているYoutubeチャンネルのTipsと有料で配布されているスピーキングのテンプレがお勧めです。これには自分にとっては、特にSpeakingとReadingでかなり助けられました。(ListeningとWritingは別の方法が合っていると判断しました。)

TOEFL iBTは多少課金ゲーと言われたのでこれにお金払う価値はあると思います。

 

・社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで

社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第1話: 勉強時間と期間|スタイルペディア

名前通りです。点数目標が高すぎると思うかもしれませんが、ReadingとListeningの復習の仕方などが日本人的にはかなり有効な方法でやっていると思っています。意外と地味かもしれませんが、これで自分は読むスピードを多少上げることができ、リスニングで大分聞き取りやすくなりました。

 

・中華系サイトTPO

超使えました。ちょっとグレーなので、TPOのサイトのログイン方法までは掲載しません。どこかの誰かのサイトを見てください、、。すぐ出てきます。これを毎日電車の行き帰りでやりこんだことで効率的で継続的に実力を上げることができました。ただ、結局、自分の目標(読み方をどうするとか聞き方の集中力の配分の仕方など)を意識しつつ、問題をたくさんやること。点数が上がらなくても続けることが大事だと僕は痛感しました。特にListeingに関しては、前日までなかなか点数を上げられなかったのですが、諦めずに必死に練習を続けて当日なんとか目標点まで上げることができました。

 

・TST Preparation

ListeningとかSpeakingの形式に慣れるための例題として利用するのが個人的にはとてもよかったです。オリジナル問題数問ほどとその解説とかが無料だったはず。

https://www.youtube.com/channel/UCL0ZOT3eKp4RvKcQyBZJ4bw

 

<自分の対策の実情(勉強量、スケジュール感)と反省+参考話と反省>

TOEFL iBTですが、僕は結構ダラダラやってしまいました。3年夏で、60点くらいでした。しかし、後期になって、大学の製図の課題がかなり重く、それを優先してしまったのと、新しいサークルを始めて←、電車の行き帰りの正味2hくらいでの対策を毎日続ける程度でした。

 

東大航空に関して言えば、ですが、研究室訪問した際に、「TOEFL iBTの点数は大体80点くらい取れていれば十分だよ」と言われたので、僕は3年夏から半年くらいでとりあえず20点くらい上げて終えました。しかし、一番集中して(毎日4技能ぞれぞれの大問1個分は触れるような感じで)やった2~4月あたりの2ヶ月くらいがまともな勉強時間って感じでした。ここでやっとまともに点数上がりました。これくらいの本気度で半年やっていたら90くらいはいけたかもしれない(仮説でしかないのでこの話はやめましょう)。2~3ヶ月本気でやれば準備できるのでは?ただ、他の対策と並行してやるのは結構骨だと思いますのでぜひ計画的にやりましょう。知り合いは並行してでもやりきっていたようなので全然あり得ない話ではないようです。

 

・反省点

大して問題をやりこんでないにも関わらず、やり方が悪いのかな?と思ってしまい、色々と調べていた(有効なリンクの数を見てもわかると思います)時間が長かったかもしれませんね。結局問題を解いて解説を見て復習、というのを徹底して、数をこなすことで慣れていくというのが近いんじゃないかと思います。リスニングとかもそれを特に痛感しました。

 

<ちょっとTOEIC 対策>

3年2月くらいのTOEFL70ほど取った時点で、自大用のTOEIC1週間だけ集中してやりました。Reading強化やListening強化(Readingでいかに読み飛ばすか、書き込みがダメなのでLIsteningでいかに書き取らないで聞き取るか、みたいな力が鍛えられました。)ができた気がします。TOEICはとりあえずちょっと対策するZ世代ならスタサプ一択な気がします。1週間だけなら無料だった気がするので超おすすめ(ただし、ものすごい数の動画を見ることになります。時間の確保と、目の健康には気をつけましょう)

apps.apple.com

 

TOEIC対策、あとは王道のロバートヒルキ(大学1,2年くらいにちょっと触れていました。)のテクニックの確認ですね。彼の本の技法には100点くらい支えられました。

https://www.amazon.co.jp/CD-ROM%E4%BB%98-TOEIC-R%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88-%E7%9B%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E6%8A%80%E8%A1%93-%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%AD/dp/4757430485/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3LDINEHVSN7ND&keywords=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%AD&qid=1695222017&s=books&sprefix=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%AD%2Cstripbooks%2C294&sr=1-1

 

もちろん全部はやっておらず、ヒントと例題の実践を体に慣れさせるためだけに使ってました。

 

ひとまずこんな感じです!読んでもらっている時には形式や傾向など変わっている可能性もあるので使えそうな情報だけを参考にする程度にしてください。

 

読んでいただきありがとうございました!

【2024年度】勉強対策についての概要(数学)

お疲れ様です。kawakoです。

 

東大航空の院試を経て、それに向けて行なった勉強対策(数学)について紹介します。ネット上の、対策を十分にされてきた先輩方のブログの方が参考になると思いますので、この記事は参考程度にしてください。

 

勉強対策の概要で触れた数学についての詳細について書きます。数学はいくつかの分野を授業で履修したこともありましたが、基本Youtubeやマセマで対策しました。同じ学科の後輩がどのような授業を履修すれば有利かというところを簡単に書いておこうと思います。あくまで参考程度に。

 

nasakawako.hatenablog.com

 

 

<院試の科目と自大の授業科目との対応>

・院試の科目

<数学>

微分積分および微分方程式

級数フーリエ解析および積分変換

・ベクトル・行列・固有値(線形代数)

・曲線・曲面

・関数論・複素数

・確率・統計、情報数学、その他

 

(※マセマ的には上から順番に

微分積分/常微分方程式/偏微分方程式

ラプラス変換/フーリエ解析

線形代数

・ベクトル解析

複素関数

・確率統計

という感じ。もちろん、全てマセマだけでカバーし切れるわけではないので注意)

 

勉強対策の概要の記事では上の科目が試験科目として出題されると記載しました。今年は東大航空でしか数学は使ってないのですが、自分の学科の授業との対応の仕方を簡単に書いておきます。

 

・自大の数学との対応(自分の視点から見て)

 

<院試の科目に向けての対策>

・数学の全体的な勉強の仕方

おそらく余裕のない人はこの部分だけ読んでもらってあとは読み飛ばしたほうがいいと思います。自分は大体以下のように進めました。だいぶ最初の戦略と入試直前の戦略変わっていて、危険な対策だと思うので、あくまでも参考程度にしてください。

 

①過去問を見る(2月頭)

ここからスタートすれば、どのような分野が出るのか、難易度や問題量などを把握できるので今後の学習プランが明確になってきます。(自分は2月あたまくらい。)

 

②マセマで基礎を固める(2月~5月)

数学は全体的に基礎固めからスタートしました。ただ、ラプラス変換フーリエ解析は専門科目で少しやっていたことに加え、初見でも解ける場合があると思っていたので、後回しにしました。ベクトル解析はほとんど触れていません(本番も選択しませんでした)。(本当は春休み(4月まで)で終わらせたかったのですが、TOEFL対策が長引いたので5月まで引きずった)

 

③問題演習・過去問に慣れる(5月,7月)

マセマをやった後に黄色の大学院入試問題をやろうと思い、線形代数は難易度それなりに高かったのである程度やりこみました。しかし、他の分野は余裕なくて結局やりませんでした。

そこから課外活動等で忙殺されていくことになったので6月から院試期間まで数学からは一旦離れてしまうことになります。

 

④過去問演習、課金(7月末、8月)

7月末の自大の院試が終了したあたりで、数学に長い間触れられていなかった上に複素関数以外すぐ解ける状態とは言えない状態だったので、ネット上のブログに課金してでも頼ることにしました。以下のようなブログの数学対策の資料を購入して対策しました。(このブログ読めばわかりますが、自分はこの時点で線形代数は準備をしてきたものの、なかなか完解する自信が湧かなかったので捨てることにしました。ベクトル解析はもう全くと言っていいいほど手をつけなかった)

note.com

 

この期間は基礎固めがあったからこそ有効だと思っていますが、具体的には、

❶過去問を解いてみる(ブログでは効率を求めて最初から答え見てますが、基礎固めがある程度できていたのと、院試がもう迫っていたので演習を兼ねて解いていました。)

❷解かなかった部分の答え(ネット上に売ってます。ぜひ買いましょう)を見ながら、どういう分野の話なのか、上で貼ったブログで買った院試数学のメモ(分野は絞られているので注意)をみて該当箇所を把握する。

❸翌日など早いタイミングで過去問を解き直す。

❹類題を過去問や黄色の大学院入試問題から探して数問解いて鍛錬する。

およそ5年+2,3年分くらいの範囲に絞って対策しました。

 

自大から東工大の間のうちの1週間分、東工大から東大の間のおよそ4日分くらいは数学やばかったのでずっとこの対策してました。

 

・各科目についてやったこと今年度の院試の所感

・第1問 微分積分常微分方程式(今年は偏微分方程式を第1問では見かけなかった)

微分積分は基本マセマとか大学院入試問題の例題を選んで何個かやる程度でした。結果的には多分今年の大問1の2問目はいくら対策しても結構しんどかったんではないかと思います。なので対策量としては結果オーライだったかなと思います。

常微分方程式も時間がないタイプだったので、2月ごろにさらっと一周マセマを解いて放置。直前1週間くらい前にネットで販売されていた院試数学のメモ張を手に、過去問を解きながら全てのパターンを練習しました。

1階線形微分方程式の解の公式とかは2月にマセマで対策したのがうっすら覚えていて、過去問をやりながら完全に物にすることができたという程度。定番のオイラー型、ベルヌーイ型、リッカチ型、完全微分型などは自力で最初から解法すぐ思いつくほどではなかったです。過去問で出会って、それの類題を過去問、大学院入試問題から選んで練習して、ミスったら次の日解き直し。みたいなことをやって確実に解けるようにしました。このやり方がめちゃくちゃ効率よかったな〜と思います。過去問からスタートして、類題を過去問から探して練習をするという形。

 

・第2問 線形代数

これ選択しなかったので僕のやり方は正直参考にすべきではないですが、以下の過程をたどりました。

1.マセマを2月ごろにやる

2.過去問をやる(最初の問題くらいはできますが、後の方の問題がどうしてもできない)

3.黄色の大学院入試問題をやる(東大工の問題を選んでやっていましたが、8割方解けず、写経を繰り返す)

4.やはり過去問完答できることが少なく、選択をやめる決断をする。

線形代数に関しては、メカズシブログにもありましたが、黄色の大学院入試問題までやって力をつけるべきです。マセマだけでは不十分です(結局本番では解かなかったので僕の買いたことは参考にしないでくださいね)

 

・第3問 複素関数

こちらは結構解ける年はしっかり解けるのでパターン化しやすく対策しやすかった。

マセマを2月ごろにやってある程度解けるようになっていたので直前に過去問とマセマをやりこんだくらいです。難しい年には対応しないつもりでした。運が良かった。

 

・第4問 ベクトル解析

対策できませんでした。

 

・第5問 フーリエラプラス

こちらは直前になって対策を始めたため、過去問で解けそうなところしか解いてませんでした。基本的には必要な式は与えられるものと考えていたからです。今年度は初見で解けそうな雰囲気ではなかったので選択しませんでした。本当はマセマ等で固めるべきだったなと思います。

 

・第6問 確率統計

統計の知識を使う問題ではない、大学受験レベルの問題は解くぞと思っていましたが、正直演習不足でした。あまり参考になるようなことはしてません。年によっては統計の知識を問うような大学レベルの問題が出るのですが、その対策は正直十分に間に合っていなかったのでそれだったら解かないつもりでした。

 

スケジュール感

春休み(2月~4月)に数学の基礎を固める!と言いつつ、4,5月にも数学引きずっていました。英語の対策で結構時間取られていましたし、新年度始まると研究室があったので大分時間少なくなったためです。なので、数学の基礎完成は正味3ヶ月くらいですかね。

 

でも数学基礎完成を春にやっていたおかげで直前はかなりスムーズに進んでいた気がします。

 

なので合計としては3ヶ月(基礎固め)+2週間弱(演習)くらいでしょうか?(本当に1ヶ月くらいで全部済ませる内部生半端ない)

 

<おすすめの参考書(数学)>

僕が使用したのは以下の通りです。常微分方程式複素関数は本当によく使いました。マセマの演習の本も線形代数など、分野によっては、購入しましたが、ほとんど1問やらなかったです。やった方がもっと確実な対策ができたのかもしれません。

 

・マセマシリーズ(()のものはほとんどやっていないのでリンク貼りません.時間が経ったら変わると思うので、版をチェックして購入してくださいね)

 ・線形代数 

Amazon.co.jp: 線形代数キャンパス・ゼミ 改訂9 : 馬場 敬之: 本

 

 ・微分積分

Amazon.co.jp: 微分積分キャンパス・ゼミ 改訂7 : 馬場 敬之: 本

 

 ・常微分方程式

常微分方程式キャンパス・ゼミ 改訂9 | 馬場敬之 |本 | 通販 | Amazon

 

 ・複素関数

Amazon.co.jp: 複素関数キャンパス・ゼミ 改訂9 : 馬場 敬之: 本

 

 ・(ラプラス変換

 ・(フーリエ解析

 

 ・確率・統計

Amazon.co.jp: 確率統計キャンパス・ゼミ 改訂7 : 馬場 敬之: 本

 

 ・(ベクトル解析)

 

・大学院入試問題シリーズ(線形代数微積微分方程式の分野は触れた気がしますが、それ以外はほとんどやらなかった。。)

 ・大学院入試問題Ⅰ(線形代数微分積分微分方程式)

演習 大学院入試問題[数学]I | 姫野 俊一, 陳 啓浩 |本 | 通販 | Amazon

 

 ・大学院入試問題Ⅱ(ラプラスフーリエ複素関数、確率統計)

演習大学院入試問題[数学]II 第3版 | 姫野 俊一, 陳 啓浩 |本 | 通販 | Amazon

 

線形代数に関しては、マセマから大学院入試問題へのステップアップとして以下のようなチャート式を使用する友人がいたので一時期これで練習しようと思った時もありました。段階として踏むのはありかもしれません。

 ・チャート式線形代数

チャート式シリーズ 大学教養 線形代数 (チャート式・シリーズ) | 加藤 文元 |本 | 通販 | Amazon

 

くらいですかね。

 

ひとまず以上です。読んでいただきありがとうございました。次回は英語について書きます。

【2024年度】勉強対策についての概要(専門科目)

お疲れ様です。kawakoです。

 

東大航空の院試を経て、それに向けて行った勉強対策(専門)について紹介します。ネット上の、対策を十分にされてきた先輩方のブログの方が参考になると思いますので、この記事は参考程度にしてください。

 

前回の勉強対策の概要で触れた専門科目についての詳細について書きます。同じ学科の後輩がどのような授業を履修すれば有利かというところを書いておこうと思います。別に履修していなければ点数が絶対に取れないというわけではないので、参考程度にしてください。

 

nasakawako.hatenablog.com

 

 

 

<院試の科目と自大の授業科目との違い>

<専門>

流体力学(流体力学、高速空気力学)

・固体力学(材料力学、構造力学)

・航空宇宙システム学(飛行力学、制御学)

・推進工学(熱力学、機械力学)

 

前回は上の4科目が試験科目として出題されると記載しました。自分の学科では基礎と応用が分かれて授業が構成されていたようなので、意外と機械系でよく言われる4力(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)が、試験科目のそれと比べて、ちょっと不足していたりします。ここは意外と重要なので気をつけてください。(前提として、機械系の学部にいたので4力は必修。)

 

いきなり東大航空の話だと分かりづらいので、初めに、僕が併願で受けた自大と東工大の例(いずれも4力が試験範囲)で説明します。

 

・自大の4力の位置付け(自大、東工大の範囲(過去5年分より)、自分の視点から見て)

  • 材料力学:
    • 材料力学基礎(1年後期必) :引っ張り、曲げ、ねじり〜エネルギー問題等
    • 材料力学応用(2年前期必):主応力問題、組み合わせ梁、重ね梁等(応用はみんな嫌いになりがちのモールの応力円とか座屈とかも残念ながらよく出る。導出等も必ず確認すべき)
  • 流体力学
    • 基礎流体力学(2年後期必):流れの性質〜複素ポテンシャル等
    • 粘性流体力学(3年前期選):基礎流体の復習も兼ねた授業だったので上と被るものも多いが、境界層(排除厚さあたり)とか、ナビエ・ストークス方程式を操れるようにすること等(粘性流体の僕の苦手だった境界層理論には入試前散々苦しめられた)
  • 熱力学:
    • 基礎熱力学(2年後期必):熱力学第一法則云々〜蒸気サイクル等
    • 熱物質移動学(3年前期必):熱物質移動学はいわゆる伝熱工学ですが、この分野正直あんまり出題されない気がします。東大航空で熱流束を扱う問題一度だけ目にした程度で知らなくても勢いで解けてもおかしくない問題ではあった。
    • 応用熱工学(3年後期選):数学的な準備〜サイクル等
  • 機械力学:
    • 機械力学(3年前期必):フリーボディ・ダイアグラムからの立式〜2自由度振動系等
    • 振動学(3年後期選):n自由度振動系〜弦、梁の振動〜ふり子等

 

続いて

 

・東大航空での各分野的な位置づけ(全て網羅し切れてはいないと思うので参考までに)

  • 流体力学:上の4力の流体力学に加え、
    • 圧縮性流体力学(3年前期選):音速の式~プラントル・マイヤー関数等(自大での授業、今考えると神だった)
  • 固体力学:上の4力の材料力学に加え、
    • 弾性力学(2年後期選):一般的なフックの法則〜軸対称問題〜仮想仕事の原理
    • 弾塑性力学:関連教科書を見たところ、軸対称、球対称問題とかが扱われていたような。これ取ってなかったので時期がわかりません、取ればよかったかもしれません。
    • (塑性力学は取ってなかったので必要だったかわからない。多分大丈夫のはず(保証はできないが、とりあえず困らなかった気がする))
    • (機械設計(正直マイナーなので気にしなくていいと思います。一番留年率が高い2年後期、3年前期の機械設計にあたる分野)が出たこともあった。持ち込み不可なのに設計?!ってなるやつ。持ち込み無しなら解けなくていいと思います。)
  • 航空宇宙システム学:
    • ※軌道力学(これは授業にないので独学でやる必要があります。典型例はロケット方程式とか。自分はUNISECの講座とかYoutubeとか参考書で少し触った程度)
    • 自動制御(制御工学に当たる分野。弊学科ではここでしか対応できない。加えて、足りない要素(特に現代制御)も多いので自分で補う必要あり)
  • 推進工学:上の4力の熱力学、機械力学(衝突問題とか、コリオリみたいな教養の物理学っぽい問題もあった)に入る分野、ロケットエンジンの話もあったが、それは参考書とかYoutubeとかサイトで補うしかないと思います。

 

<院試の専門科目に向けての対策(東大航空向け)>

・全体的な勉強の仕方

大体やることは以下のような点だと思います。

①過去問研究

後で簡単に紹介する東大院試サークルESCAPEというサークルでも記載があったのですが、大学受験同様、過去問研究が院試でも重要となります。ここからスタートすれば、どのような分野が出るのか、難易度や問題量などを把握できるので今後の学習プランが明確になってきます。

 

②復習・調査・学習

①の過去問研究でわからないところは授業資料、参考書やWeb上の記事などを読み漁って答えや解答のプロセスを考えていくと共に知識をつけていく

 

③問題演習(個人的には補助という名目)

過去問を解くことそのものが問題演習と見做せるとは思いますが、ここでは問題集の扱いについて個人的な意見を書きます。

 

四力精選などの問題集などを通して問題演習をやるというのも確かに対策としては有効だと思います。しかし、自分と同じような、時間が限られている人にとっては効率的に最低限をやりたいと思います。その場合は、全部問題集をやるというよりも、過去問からスタートして復習や補助として問題集を使う方が効率が良いのではないかと思います。研究室訪問した際の先輩もおっしゃってましたし、自分もそのように四力精選を使ってました。

 

ただ、今まで受けてきた授業の授業資料や教科書などで復習しても問題演習が足りないという場合があります。自分も流体や制御工学などに関しては、非常に演習が不足していたので、4,5月ごろに仲間と過去問を解き合っているときに演習不足を指摘され、それを機に補強として四力精選を利用することにしました。

 

 

・過去問の勉強の仕方

初めに東大院試サークルESCAPEというものを簡単に紹介します。僕は院試関連調べている時に、これをTwitterで見つけました。(このサークルは合格者の方や一般的な勉強方法とかも丁寧に説明されていたりするマニュアルのようなものが共有されたりするのでものすごい良いと思います。意外と知名度が低かったりするのですが、自大以外で同志望の仲間と勉強する仲間を見つけるにはここ以外僕は考えられないと思います。)

 

このESCAPEで知り合った関東、東北、関西からと幅広く集まった何人かの同学年とオンラインで勉強会を週一くらいで開いてペースを作っていました。最初は2月くらいにスタートして、2022年の午前の流体だけやってこよう。みたいな感じでやっていました。

当時は問題の肌感覚を掴むのにかなり苦労したり、TOEFLも数学もやらなきゃという感じだったので、その1科目をやるだけでも1週間しんどかったです。勉強仲間も、インターンで解く時間なかったみたいなパターン結構ありました。院試って本当に忙しい中でやるのでしんどいんですよね。

続きですが1科目のうち、頑張って考えても、メンバー全員で考えても解けない問題がちょこちょこあって、それを放置したり、見直したりみたいなことをして引きずってしまっていたので、2年分くらいやったあたりで、復習のタイミングを設けたりしてペース調整してました。

 

その後、その年の午前のセットを1週間で取り組むという具合までペースを上げて、最終的には5年分やりました。最低限できたんじゃないかなと思います。ちなみにコロナ禍だった2021年の問題が持ち込みアリの年度だったのですが、結構難しく、飛ばしても良かったかな〜と思ったりします。

結果的に期間としては、2~直前の8月までなので6ヶ月ですかね。こればかりは時間をかけて習得していくしか無いと思うので、答えがない状態で短期間で底上げするのはしんどいです、多分。

 

<専門科目対策で良かったと思うこと>

基本答えがないので当たり前ではあるのですが、仲間と一緒に考えたことです。もちろん、およそ毎週、決めた年度の午前もしくは午後の問題を解きあってくるのですが自分なりの答えを出すのに参考書を参考にしても良いのでとにかく自分の頭でよく考えぬくことが、やったことがある問題というのが基本出てこない東大航空の初見問題の雰囲気に対応できるようになることにつながると思います。

 

<反省点>

個人的な反省点としては、参考書を見過ぎた点が挙げられます。

問題に対して全然解けないという状態だった2~3月くらいに関しては、問題の分野をさらっと把握して、その分野に関するがっつりとした復習を大学の授業資料等で行っていました。

3年分やったあたりから徐々に復習の量は減ってきて復習よりも問題集(この時は4力精選を買って持っていたので)から類題を探して、それをやってから東大航空の過去問に挑戦していました。

このやり方を4,5年分目あたりから類題を解くやり方を改めて、何も見ずにぶっつけで解くということをやるべきだったかなと思います。というのもやはり直前期になって、初見問題に対する耐性がまだついておらず、見たことがある問題はとりあえず大体解けるという具合にはなっていたのですが、逆に見たことがない問題には歯が立たないことが少々あった気がします。

(と言いつつ、見たことがない問題は結構、捨て問題、もしくは方針だけ記述して飛ばす、というのが有効だったりする確率が比較的高いので優先順位は間違いなく低いです。マニアックな問題をいくら復習しても次につながるかと言われると少し微妙なところがある気がします。)

 

<おすすめの参考書(東大航空向け)>

基本的に授業資料がメイン(同じ学科でない方には申し訳ないです)でしたが、プラスで紹介しておきたいと思っているものを挙げておきます。

・四力・制御精選

 分野に慣れるという用途としてはかなり良いです。しかし、先述した通り全てやる必要はない(その大学特有の問題があったりします)と思います。東大、京大、東北、東工大といった難関大学の過去問を精選して解説がついているというもの。誤植がちょこちょこあるので注意。まだ新しいので誤植リストみたいなネットのサイトはまだ充実していないような模様。

www.amazon.co.jp

 

流体力学(流体力学、高速空気力学)

 ・例題でわかる 基礎・演習 流体力学

:弊学科の流体の教科書。基礎を固めるのに良いと思います。流れ関数、ポテンシャルなどについてよく学べます。

www.amazon.co.jp

 

 ・圧縮性流体力学(第2版):内部流れの理論と解析

:圧縮性流体力学でわからないことは基本これみればわかります。というくらい広い範囲をカバーできる気がします。とても参考になりました。第2版になって例題などが増えて内容が充実したそうです。これは持っておくべき1冊でしょう。

 

https://www.amazon.co.jp/%E5%9C%A7%E7%B8%AE%E6%80%A7%E6%B5%81%E4%BD%93%E5%8A%9B%E5%AD%A6-%E7%AC%AC2%E7%89%88-%E5%86%85%E9%83%A8%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E8%A7%A3%E6%9E%90-%E6%9D%BE%E5%B0%BE-%E4%B8%80%E6%B3%B0/dp/4274225860/ref=asc_df_4274225860/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=451969251041&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=3417728832879319799&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009308&hvtargid=pla-934500099991&psc=1&th=1&psc=1

 

 

 ・航空宇宙工学シリーズ:空気力学、圧縮性流体力学、粘性流体力学

の三冊も時々使いました。これも参考にする程度ではありますが、薄い本なのでコンパクトにまとまっていて概要を掴むのには良い気がします。

https://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E5%8A%9B%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E8%88%AA%E7%A9%BA%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E6%9D%8E%E5%AE%B6-%E8%B3%A2%E4%B8%80/dp/4621089935

 

https://www.amazon.co.jp/%E5%9C%A7%E7%B8%AE%E6%80%A7%E6%B5%81%E4%BD%93%E5%8A%9B%E5%AD%A6-%E8%88%AA%E7%A9%BA%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E9%BA%BB%E7%94%9F-%E8%8C%82/dp/4621089706/ref=pd_bxgy_sccl_1/358-7674669-9489337?pd_rd_w=uaUZP&content-id=amzn1.sym.bc57a5ab-9f02-4944-8c5c-9e1696e0d32c&pf_rd_p=bc57a5ab-9f02-4944-8c5c-9e1696e0d32c&pf_rd_r=3WM3VS445FYB9H5ABT8S&pd_rd_wg=OSG03&pd_rd_r=1e413667-7f5d-47d7-aa47-9b0762a3a5e7&pd_rd_i=4621089706&psc=1

 

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 ・航空力学の基礎

飛行機系の翼の話だけでなく、空気力学的な内容なども含んでます。年によっては、かなり参考になるのでおすすめです。

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・固体力学(材料力学、構造力学)

 ・もう解き方で迷わない ステップ解放で学ぶ 材料力学

基礎的な内容からモールの応力円や薄肉円筒などの範囲も扱っており、かなりお世話になりました。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%86%E8%A7%A3%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%81%A7%E8%BF%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97%E8%A7%A3%E6%B3%95%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E6%9D%90%E6%96%99%E5%8A%9B%E5%AD%A6-%E8%8D%92%E4%BA%95-%E6%AD%A3%E8%A1%8C/dp/4297126494

 

 ・機械系 大学講義シリーズ1 材料力学(西谷 弘信)

大学の材料力学応用という授業で使用していたものです。これもモールの応力円導出や組み合わせ梁などの分野でよく使用しました。

www.coronasha.co.jp

 

 ・材料力学(中井 善一)

メカズシブログで紹介されていたのですが、軸対称問題などについても扱っており、かなり参考になりました。図書館で借りて読んでいました。

https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%90%E6%96%99%E5%8A%9B%E5%AD%A6-%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E8%AA%B2%E7%A8%8B-%E4%B8%AD%E4%BA%95-%E5%96%84%E4%B8%80/dp/4254237928

 

 ・基礎から学ぶ 弾性力学

東大の内部生が使っているものとは別ですが、弊学科の授業の教科書として使われていたものです。弾性力学はなかなか慣れない問題多かったので、結構見ました。

https://www.amazon.co.jp/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%BC%BE%E6%80%A7%E5%8A%9B%E5%AD%A6-%E8%8D%92%E4%BA%95-%E6%AD%A3%E8%A1%8C/dp/4627650515

 

・航空宇宙システム学(飛行力学、制御学)

 ・軌道力学的な分野

  ・UNISECの講義

自分はこれを取っていたということを以前書きましたが、それは僕に取っては結構重い内容でしたので参考としてたまに見る程度でした。

 

 ・惑星探査機の軌道計算入門

参考書としてはこれを図書館で借りたりしていました。

https://www.amazon.co.jp/%E6%83%91%E6%98%9F%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E3%81%AE%E8%BB%8C%E9%81%93%E8%A8%88%E7%AE%97%E5%85%A5%E9%96%80-%E5%8D%8A%E6%8F%9A-%E7%A8%94%E9%9B%84/dp/4535788456/ref=pd_bxgy_img_3/355-0006061-2154529?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4535788456&pd_rd_r=d91c8691-c4ea-49e6-9a95-bd6078663c03&pd_rd_w=U144g&pd_rd_wg=dMIDy&pf_rd_p=e64b0a81-ca1b-4802-bd2c-a4b65bccc76e&pf_rd_r=EGTJYAE5SFWQFQJM6AE6&psc=1&refRID=EGTJYAE5SFWQFQJM6AE6

 

 ・演習で学ぶ 基礎制御工学 新装版

これは古典制御の分野では、結構使いました。

https://www.amazon.co.jp/%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E5%88%B6%E5%BE%A1%E5%B7%A5%E5%AD%A6-%E6%A3%AE-%E6%B3%B0%E8%A6%AA/dp/4627918429?tag=maftracking117297-22&linkCode=ure&creative=6339

 

 ・演習で学ぶ現代制御理論 新装版

これは現代制御の分野で、お世話になりました。状態方程式についてはもちろん、可制御性、可観測性についても学べました。

https://www.amazon.co.jp/%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%88%B6%E5%BE%A1%E7%90%86%E8%AB%96-%E6%A3%AE-%E6%B3%B0%E8%A6%AA/dp/4627917821?tag=maftracking117297-22&linkCode=ure&creative=6339

・推進工学(熱力学、機械力学)

 ・熱力学分野

  ・熱力学(JSMEテキストシリーズ)

エントロピー関連やサイクル関連でよく使いました。併願対策にももってこいでした。

https://www.amazon.co.jp/%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6-JSME%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%AD%A6%E4%BC%9A/dp/4888981043

 

  ・ジェットエンジン

推進工学ならではという感じの分野に使用しました。これは年によっては重宝しました。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E5%BC%98%E4%B8%80/dp/4627690517

 

 ・機械力学分野

  ・振動工学の基礎

これは有能でした。振動系の話は基本これで十分ではないかというレベルで網羅されていた気がします。

https://www.amazon.co.jp/%E6%8C%AF%E5%8B%95%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E-%E5%B2%A9%E5%A3%BA-%E5%8D%93%E4%B8%89-%E7%B7%A8%E8%91%97/dp/4627666829/ref=asc_df_4627666829/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=295700463796&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=15396699940537483591&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009308&hvtargid=pla-525698815600&psc=1&th=1&psc=1

 

長くなりましたが、一旦こんな感じです。リンクが埋込だったり、ただのリンクみたいなものだったりしてわかりづらく申し訳ないです。また何か追加することがあれば追加します。

次回は数学対策について書こうと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

【2024年度】勉強対策についての概要

お疲れ様です。kawakoです。

 

東大航空の院試を経て、それに向けて行なった勉強対策についての概要(詳しいものはまた別の記事で書く予定)をまずは紹介します。

 

<東大航空院試に際し参考にしたブログ>

メインで参考にしたのは、メカズシブログでした。数学や専門で必要な教科書だとか参考書は大方この方のブログから知りました。本当にお世話になりました。他にもMarinさんやデイビットさん、cassiniさん?なども参考にしました。ネットで調べたらたくさん出てくるのでぜひご覧ください。外部の方は特に、僕よりもしっかり準備されて受験されていた方々なので、それ読んで合格率上げてください。

 

<募集要項・試験方式>

勉強対策は募集要項に記載されているように試験方式などから戦略を練っていく必要があります。まずはそこから確認しましょう。(修士課程、日本人、基本日本育ちの目線です。紹介程度にしか書かないので、受ける方は募集要項ぜひ熟読してください。東大の募集要項は非常に読みやすいです。)

 

募集要項

http://www.aerospace.t.u-tokyo.ac.jp/topics/20230420.html

 

説明会:毎年5月上旬くらいにある各自確認して忘れずに参加しましょう(参加できなくても大丈夫だったとは思う)

 

試験方式

<出願時>

TOEFL iBTの点数事前提出(いつまでに提出するべきかちゃんと確認しましょう。直前に提出は怖いからぜひ余裕を持ってください)

※何年か前は英語の試験を当日に受験できる時もあったそうですね。

 

<対面筆記試験(大体8月末くらいかと)>

1日目、数学:150分、6問から3問選択。

※一時期全分野解答になることがあったのですが、今年は戻りました。来年以降はどうなるだろう。。。

 

2日目、専門科目:午前180分、午後180分。いずれも4科目から3科目選択。

※東大航空はここが専攻独自だと思います。

 

3日目、口述試験:受験番号によって午前か午後に分けられます。

 

過去問の扱い

<数学>

工学研究科のサイトで10年分くらいあります。(過去問の答えを販売されているサイトがあります)

 

<専門>

5年分くらいありました。(2021年はコロナ禍で持ち込み可な年だったそうで難しいです)

 

出題分野

<数学>

微分積分および微分方程式

級数フーリエ解析および積分変換

・ベクトル・行列・固有値(線形代数)

・曲線・曲面

・関数論・複素数

・確率・統計、情報数学、その他

 

(※マセマ的には上から順番に

微分積分/常微分方程式/偏微分方程式

ラプラス変換/フーリエ解析

線形代数

・ベクトル解析

複素関数

・確率統計

という感じ。もちろん、全てマセマだけでカバーし切れるわけではないので注意)

詳しくは別の記事で書きます。

 

<専門>

流体力学(流体力学、高速空気力学)

・固体力学(材料力学、構造力学)

・航空宇宙システム学(飛行力学、制御学)

・推進工学(熱力学、機械力学)

具体的な範囲は他大学だと違ったりするので自大の場合と、独学で対応しなければならない分野の参考書とかでの対応の仕方みたいなところを別のところで紹介予定。

 

 

ひとまず概要はこんな感じです。それぞれの詳細は別の記事で紹介します。

 

ちょっと今の3Mの方の履修登録には間に合わないかもしれませんが、次回は先に専門対策を書きます。その後、数学、英語の順で書く予定です。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

【報告】東京大学大学院航空宇宙工学専攻に合格しました。

初めまして、kawakoです。

 

2024年度の東大航空の院試に他大から合格しました。今回の院試で調べたことや学び得たことを踏まえて、基本的に自大の後輩向け(授業の科目の対応関係とかについて記述しておきたいと思っているので)に少しでも情報提供できればと思い、このような記事(他にもブログ持っていますがそれとは分けているつもり)を書こうと考えました。(話すより書いたほうが多くの情報をより多くの人に向けて効率的に残せると思ったということもあります。)

 

他大に受験する人が意外と少ないので、あまり需要ないと思っていたのですが、後輩の何人かに聞かれたので一応ブログの形で残します。僕のTwitterアカウントを知っている後輩が認知できるようにというつもりで書いています。

 

なので主な読者の対象者は自大の同じ学科の後輩という形になります。他大の方はあまり参考にならないかもしれないのでご了承ください。(合格体験記とかは多少参考になるかもしれません。)

 

過去のネット上の先輩方が書いたブログよりもクオリティーや勉強量は少ないと思うので、本当に参考程度にしてください。英語、数学、専門、試験の感想などまずは書いていこうと思います。ダラダラと書いてしまいましたが、よろしくお願いします。

 

次回は、自分なりの勉強対策についての概要(詳しいものとは別の予定)を書きます。